ケタロー 様 - エウテルペ(抒情詩)・タレイア(喜劇)担当
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学生時代は哲学を専攻。
時間論・存在論を研究するもハイデガーは研究しないというイレギュラーな行動で周囲を惑わす。
担当教授に「ところで君、誰に卒論提出するの?」と恐れられたがちゃっかりその方に提出。困らせる。
押し出される形で卒業。
哲学を捨てて作曲家に転身したが、得意分野とは全く無関係な仕事に苦戦している。
ネコバスの運転免許を取得した唯一の人間でもあるが、ドリフトをやりすぎて現在は剥奪されている。
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最初は、神様よりも壁画、建築や美術関係、白い彫刻といったイメージでしたね。
あと僕は大学時代に古代ギリシャ語を勉強していて、そのことも有ってか今回の
ギリシャ神話にまつわるこの作品には縁を感じていました。
まあ、その頃勉強していたギリシャ語は訳すと「娘が野蛮人にさらわれた」とか
そんなのばかりでしたので、今作とは全然イメージが違いますが。
古代の文献から例文を作っているので、そうなってしまうのですよね。
ほかにも、アマチュア時代にプロの方にとある私の曲を聴いてもらったら、
「古代ギリシャの世界ってCDを聞くと参考になるんじゃない」と言われたことがあって、
ギリシャとは結構縁があるんです。
ちなみにそのCDは未だに見つけられないんだけど(笑)。
そんなこともあって、ギリシャに関する思い入れが今でも残っているため、
いよいよギリシャをテーマに作曲をする時が来たんだな、と思っていました。
ご担当の女神たちに対してどのようなイメージを持たれましたか?
【エウテルペ】
この曲は最初クラシカルに始まるのですが、そのシーンでソプラニーノ、ソプラノ、
アルト、テナーリコーダーの4本を使って演奏しています。
途中で吐息のような音が入るのですが、あれは女神が天国から角笛を吹いて、
その息吹が大地にふれると世界が彩られていくような、そんなイメージで制作しています。
僕は作曲するとき、だいたいこんな感じでミュージッククリップのような
ビジュアルイメージを頭に思い描きながら作るんです。
【タレイア】
最初からネタでつっ走ろうと思っていました。
なので、如何に面白いネタを入れるかに徹しました。
色々なネタを考えていたのですが、その中から没になったエピソードを1つお話しします。
途中で鳩時計のネタがあるんですが、あれは本当は「タレイアをたくさんの鳩時計で起こす、
そして起きたら鳩時計がばっと閉まる」という感じの演出をしたかったのです。
結局面倒くさいのでやめましたが。
楽曲全体としては「町中でいろんなトラブルがおきているんだけど、全部笑いの神様の
仕業なんですよ」のようなイメージで創っていました。
お作り頂いた曲のこだわりポイントなどはありますか?
担当した2曲とも「ブズーキー」という楽器の音色を使っています。打ち込みだけど。
また、できる限り色々な楽器を入れてみようと思ったので、
とにかく僕が持っている楽器を全部使ってみよう!
と思い、強引に(笑)取り入れてみました。そこがこだわりポイント ですね。
作曲中、苦労した点、またはハプニングなどはありましたか?
【エウテルペ】
笛ごとにキーが全部ちがうので、いろんな笛を入れるのが大変でした。
使った笛は、リコーダー、オカリナ、ティンホイッスル、ローホイッスル、スロバキアンパイプ。
それと中国の楽器で「簫(しょう)」と「巴鳥(ばう)」。
「簫」は、中国の尺八です。「巴鳥(ばう)」はすごくユニークな楽器で、横笛なんだけど
ハーモニカのようなリードがついているんです。
すごく強く吹き込まないと鳴らないんだけど、東洋と西洋の楽器文化がシルクロードを伝って
融合した楽器だとも形容されたりして、すごく不思議な音が出ます。
キーを付けた現代版もあって(本来は全部穴)、キー付きの現代版は音域が広いらしいんだけど、
僕の持っている巴鳥は伝統的なタイプで、1オクターブと1音しか出ないんです。
あと、巴鳥を手に入れた時のエピソードを。
巴鳥をお店に注文したとき、ちょうど店の在庫がなかったんです。
お店が品揃えを変える計画をしていたようで、高級モデルを仕入れて販売計画を立てていたらしいのです。
そんな最中だったので、私が注文したモデルよりも高い楽器をセールスしてきて
「買おうとしていたモデルの値段でこちらに差し替えます」と一方的に言われました。
「きっとあなたもご満足いただけると思います」という一言も添えられていて(笑)。
それが今の巴鳥なのですが、もちろんご満足しつつ愛用しています。
このモデルは今ではそのお店で、正規の取り扱い品として販売されています。
それから、SEっぽくワンフレーズでしか使っていませんが、
「ファイフ」と「篠笛」という横笛も使っています。
また変わったものとしては、電子楽器ですが、ウィンドシンセを仮想楽器をシミュレート
できるユニークな音源につないで、おもしろい音を作ってそれをフィーチャーしたりも
しています。
雰囲気的には動物の鳴き声のようなフレーズになったんだけど、それは神の言語のような
イメージとして使っています。
ちょっと宗教的・呪術的な雰囲気ですね。
鍵盤ハーモニカも使ってます。
スズキのメロディオンプロモデルを大人買いしたので、アコーディオンの代わりのような
感じで使いました。
【タレイア】 2種類の鍵盤ハーモニカ使ってます。
一つが日本製で、一つが海外製。音色がかなり違っていて、聞き比べてみるとおもしろい。
鍵盤ハーモニカでちょっとジャズっぽい感じに演奏しているんだけど、曲調は間抜けな感じで。
そこがチャーミングかなと思っています。
あと、ウィンドシンセでクラリネットソロを演奏したのですが、ここの演奏が結構大変でした。
ウィンドシンセは個人的に好きで、3台持ってます。
一番最初に買ったのがYAMAHAのWX5。
バーチャルサックスタイプなんだけど、正直言うとこれは当時学生でお金がなかったから、
一番安いやつを買ったという感じです。
その頃AKAIのモデルは音源込みで30万くらいしたんじゃなかったかな?
次に買ったのがAKAIのEWI3020。これは個人的に憧れの楽器でした。今では調子悪いんですけどね。
ブレスの感度が悪くなるのですが、それでも使い続けてます。
そして一番最近買ったのがEWI4000s。今回はこれを外部音源につないで使いました。
あと、この曲は最後に女の子の悲鳴が入ってビンタされるシーンがあります。
これのタイミング調整を何度もやり直したのですが、最終的なスピーカーでのモニタリング時は、
周りに聞こえてかなり恥ずかしかった、などということもありました。
逆に楽しかった点や、面白かったエピソードなどはありましたか?
【エウテルペ】
まず笛に関するホットな話題を(笑)。
最近知り合いのエンジニアに、私が笛を買った楽器屋からダイレクトメールが
届いたらしいんですよ。
そのメールはBCCで登録者に一斉配信しているメールだったんだけど、
僕が会員(?)1番目らしく、なんと「宛先」に僕のメアドが入っていたんです!
だから、BCCで配信された全員に、僕のメアドが大公開になっちゃっているらしくて。
この事はまさに今日知りました。
さすがにこれは、お店に連絡を入れないとまずいかな?
(その後、ダイレクトメールの先頭はランダムなことが判明。いろんな方のメアドが公開されているらしい…)
あと、この曲はリコーダーの多重奏が楽しかった。
実は結構重ねていて、笛だけで20トラック以上あるんです。
でも、ちょっとピッチを気にしすぎて調整しながら正確に合わせていたら、
合わせすぎて音が必要以上にまとまっちゃって。逆に多重効果が出なくなってしまいました…。
【タレイア】 先も話したとおり、この曲では2つの鍵盤ハーモニカを使っています。
しかしそのうちの1つが、プラスチックの臭いがきついんですよ。
私はその臭いが苦手なので、くわえていると気分が悪くなるんです。
ですから、15分ごとにインターバルをとりながら収録をしていました。
この時はまさに臭いとの戦いでしたね!
最近やっとにおいが消えてきてほっとしています。
全般的な感想としては、ネタを考えながら入れるのが楽しかった。
悩みどころでもあったけど、色々試みる事が出来ておもしろかったです。
JAZZ的なノリを結構いれていますが、遊び心を多めに楽しく聴けるように創ってみました。
この曲を聴いた皆さんから「JAZZはとっつきにくい」というイメージをぬぐい去れたらと思っています。
笑いの神様の力を借りてね(笑)。
「エウテルペ」「タレイア」の曲を聴かれる方にメッセージをお願いします!
イラストを見ながら聴くことで、頭の中に物語というか、3次元的なイメージが浮かんできて、
時間軸と空間の両方が広がるといいなと思っています。
イラストには時間軸がないし、音楽は平面的な広がりはない。
その両方が合わさって時間を持った空間が出来、更に広がったイメージを楽しんで
もらえたらいいなと思っています。
志方からのメッセージ
ケタローさんの笛コレクションを拝見するたびに、涎が止まらなくなります(笑)
なんてうらやましくも可愛らしい笛達の数々!!
女神エウテルペの象徴物が「笛」だということを知ったその瞬間から、
『笛=ケタローさん!!』の図式が脳裏にひらめいていました。
ですので、ケタローさんにエウテルペの担当を快諾いただき、あまつさえ、
お手持ちの笛を総動員で演奏いただけて、とても嬉しく思っております。
イントロからリコーダー重奏で始まる、笛の魅力たっぷりな楽曲をありがとうございました!
そして、女神タレイアのテーマでは、ネタをいっぱい仕込んでくださり、
とても楽しませていただきました(笑)
ケタローさんといえば、ネタ的な行動をなさる時も、手抜き無しで真剣に取り組まれ、
常々その姿勢に尊敬の念を抱いてしまうのですが、今回も細部までこだわって「喜劇」
を表現していただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
ビンタのタイミング調整時、真剣な顔のケタローさん、そして鳴り響くビンタの音、音、音!
その現場をこの目で見てみたかったです(笑)
ネタ満載の楽曲を本当にありがとうございました!
ケタロー 様 のサイン入り笛・色紙をプレゼント! |
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ケタロー様にサインを入れて頂いた素敵な笛・色紙を抽選で各1名様にプレゼント致します。
ご興味のある方は以下の要項をよくお読みの上、ふるってご応募下さいませ!
企画は終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました!
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応募期間 |
2007年11月28日〜2007年12月12日
【A】サイン入り笛
2007年11月28日〜2007年12月5日
【B】サイン色紙
2007年12月6日〜2007年12月12日
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応募方法 |
下記応募フォームに必要事項を記入し、ご応募下さい。
応募フォームへ
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【A】【B】共にお一人様1回限りのご応募にてお願い致します。
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当選発表 |
2007年12月6日(【A】サイン入り笛の当選発表)
2007年12月13日(【B】サイン色紙の当選発表)
下記ページ上にてご当選者様のお名前を発表させて頂きます。
ご当選者発表ページ
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プレゼント |
【A】サイン入り笛…1名様 |
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【B】サイン色紙…1名様 |
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注意事項 |
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メールアドレスが間違っていると、ご当選の際のご連絡が出来ません。
記入の際にはよくご確認をお願い致します。 |
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プレゼント企画に関するご質問、お問い合わせ等につきましては、
件名を【Musaプレゼント企画問い合わせ】とし、
こちらまでご連絡下さいますようお願い致します。 |
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お問い合わせのご返答までに1週間ほどお時間がかかってしまう場合がございます。
出来る限り余裕をもってお問い合わせ頂けます様お願い致します。 |
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